院長:中島 謙信 / Kenshin Nakajima
兵庫県出身
治療家の志
小学校から高校までは野球に夢中で毎日練習していました。
しかしケガに対しての知識が自分にも指導者にも乏しく、肩や肘の痛みと付き合いながらの野球人生でした。
痛みがあったことで、自分はもっとプレーできるのに、全力でやりたいのに壊れてしまうのが怖くて思い切り投げられない、こんな思いを何度感じたか数え切れません。
なんとか高校野球は引退までプレーを続けることができましたが、痛みが強くなってきていたので大学でプレーしても壊れてしまうだろうなと感じていたため、もう真剣勝負の野球は引退と決めました。その後、進路をどうしようか悩んでいた私が今の道に進むきっかけとなった運命の一日がありました。中学時代の友人と久しぶりにキャッチボールをした後、友人も肘に痛みを抱えていていつか壊れるんじゃないかという恐怖に怯えて毎日練習をしていたという話を聞き大きな衝撃を受けました。聞けばチームメイトにもそういう人はたくさんいたそうです。
その後、近所の駅の前を自転車で通ったところ、階段の前で困った顔をしている方を見かけたので声を掛けたら、膝が痛くて階段がツライので、いつもこの階段を上るときに気が滅入るとのことでした。荷物を持ってあげて、痛みが出にくいように階段の移動をお手伝いしたらとても喜んでいただき『膝の痛みが無いってやっぱり嬉しいわね。どうもありがとう』と明るい笑顔で言ってくださいました。その時私はスポーツをやっている人だけでなく、日常の痛みに苦しんでいる人がたくさんいる。その痛みを何とかしてあげられたらすごくやりがいがあるんじゃないか!と思い医療の道に進むことを決めました。
その後、病院や整骨院で修業を積み、グループ院の院長職も経験させていただきました。
充分に経験を積ませてもらった私ですが、会社という組織にいる以上は社内のやり方に合わせることも必要になってくるため、自分が様々な経験で身に着けた知識や技術を思う存分に活かしきることは正直難しいなとも感じていました。しかしある日、自分が医療の道に進むと決めた時の日記を見つけたことをきっかけに『自分にできる最高の医療を思う存分提供したい』と初心を思い出し、地域に根差した私なりの医療を提供していくためにここ大森にて開業させて頂くこととなりました。